#小池博史 #フールズオンザヒル #fool on the hill #スタジオサイ
本日2020年1月19日、中野スタジオサイにて
小池博史さん(作、演出、振付)の
フールズオンザヒルを私の大切なパートナーのお誘いで、見せていただく機会がありました。
本当に個人的感想ですが、個人的感想以外に真実はないと感じた作品なので自分が思った事をかかせていただきます。
(概要)
ガリレオの丘という所にいつからか集まって生活をしている色々なキャラクターの男女。
そしていつのまにか丘を降りられなくなり孤立し、籠の中に入ったような閉塞感の中、自然災害や色んなことに抗うことも出来ず、翻弄されまくる。そして突然届く謎の手紙。真実すら誰が書いたのかもわからない。
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そんなストーリー展開でした。
最初は意味が全くわからなかったんですが、この演劇を見ている間中、色々カルト農業の事や、日本の昔の村社会、ちょっと先の未来と色んな思いがめぐったが…やはり、根底は、ずっと今やっている昼間の稼ぐためのWeb制作の仕事について考えていた。
自分はものすごい数のWeb制作で
「押し黙っている人たち」を見てきた。
↑特にこれを思ったのは劇中の後半ずっと黙っていた女のこがしゃべりだすシーンでヒントをもらった。
髪型が変わっても何も言わない、いつもと違った服を着てても何も言わない、他人がみえないのか、みようとしないのか、自分が透明人間になったのかのように思えた。非常に見えない閉塞感を感じたが、なんとか家賃は払う事はできる位の給料はもらっていたが、心の中は虚しく、いつか爆発する何かをかかえていた。
(そんな葛藤が1人バンドチヨコメイトっていうバンドの歌詞にもなっていた)
結局、毎日ほとんど、会話がない制作会社で、頭が疲れすぎで心療内科に通うことになった。うつではないけど頭が真っ白い箱の中に入れられたようになって、会話とかの刺激がないから逆にストレスが無さすぎてストレスになっている、という事だった。
こういう閉塞感をかかかえている人は今後増えてくと思う。
そしてこの社会を全体的覆っている暗黙の了解的、だまっていればいいよ、小さくまとまってろ的な空気をこのまま漂わせると、今にとんでもない事が起きるよ、それか窒息して死ぬよ、っていう予言的な演劇と私は感じました。
演劇でないとこの空気感は感じる事は出来なくて、あと起承転結とかわかりやすやもあってはわからない作品と感じた。
だからこそ自分が病気になった時、会社で閉塞感感じた時、何らかの事があって病んじゃった時の事を思い出してこの演劇を体感して欲しいと思います。
黙っているのは一番エネルギーをつかわないけど一番死(社会の破滅)近づくと感じた作品。
ありがとうございました‼️
2020/7/4〜の
小池博史ブリッジプロジェクトの
完全版マハーバーラタ〜愛の章/嵐の章
@中野ZERO大ホールでの演劇、とても長い作品と聞いてますが、いまの自分に絶対に必要な作品と感じ、見に行ってみたい。